当たり前のことなのですが、犬さんは人間の言葉が話せません。
でも、犬さんの気持ちは見ているだけで手に取るように分かるような気がしています。それは、言葉が使えない分、なんの計算もなしに全身で感情を表現しているからです。
犬さんの気持ちの表現方法は体や表情しかないから。
母ちゃん、お膝に乗せて欲しいですよ・・・
なんか用ですか?眠たいんですけど・・・
おもちゃは渡さないですよー!
母ちゃん、ボール投げてー!!
犬さんを見ていると、人は言葉が使えることに甘えてしまって、体や表情を使って気持ちを表現することがあまり上手でないように思います。
「ありがとう」と口では言っても目が輝いて笑顔になっていなくては、何だか違和感を感じてしまいます。「私が悪かった」と言っても、目に納得が行かない曇りが残っていれば、謝られた人も何となく消化不良でしょう。
言葉は大切ですが、一度の「大好きだよ」の言葉より、輝く優しい目や温かい抱擁の方が心にしみると思います。言葉の不自由な人が主人公の映画を観るたびに思います。言葉のハンデの分、精一杯全身を使って表現をされている姿を見ると、言葉使える私たちの方が、沢山言葉がありすぎて、便利になりすぎて、体で表情で気持ちを上手く表現出来なくなってきているなと。
一度、自分の言葉に甘えずに、思いっきり体全体で相手に気持ちを伝えるトレーニングしてみるのもいいかも知れないな、と思いました。
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