犬さんと、アメリカで暮らす。



私は○○より素晴らしい

物事の形容は全て比較から成り立っているという人もいる。美味しいご飯を食べた人には「不味い」という形容が理解できるように・・・

アメリカという国はその感覚が顕著に見られる。それは、テレビのコマーシャルに現れ、そして学生達にもその性癖が見られる。

我々XXは△△よりも安い!(インターネット会社)
わが社の◇◇は○○よりも美味しい!(清涼飲料会社)

そういうコマーシャルを常に目にする学生達は自分の意見を通すための交渉術として他者との比較を引き合いに出すことがある。

去年、私の日本語のクラスで誰よりも確かに日本語を話す力はあるのだが、あまり予習をしてこないので、議論にあまり貢献できていなかった学生の成績を少し下げたことがある。成績が発表されるやいなや、彼は私にメールをよこした。その内容は少し傲慢にもとれる主観的な比較のオンパレードだった。

私のペーパーはクラスの誰よりも良かった(←採点するのは私なのだが・・・)
クラスのOOさんはあまり予習をしていなかった、私は彼よりは予習していた。
OOさんは3つしかクラスを取っていないのに、私は5つも取っていた!


日本では、もらった成績にケチをつけることはあまりないが、アメリカでは良くあることである。学生のなかでも、強く押したら先生は成績を上げてくれる、という考えを持つ者も少なくない。

自分が勝ち得たこと、努力したことを具体的にアピールするのは教師の立場からも歓迎したい。でも、他者を落とすことにより、自らを立たせる、そのような精神は向上心を生まない。

ただ、メディアが競争を勝ち抜くためのマーケティング術として、他者との比較を強調する、そんな社会にいる学生達に、どうやってそんな比較の虚しさを教えたらいいんだろう。
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犬さんは犬さんだから素晴らしいんだよ。犬さんの可愛さは犬さんだけのもの。犬さんの優しさも犬さんだけのもの。となりのメリーちゃんと比べても意味がないんだよ。

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by inusanblog | 2006-09-10 00:52 | 嗚呼、アメリカ
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アメリカの大学で日本語を教える私(フジ)は、パピヨンの犬さんと暮らしています。アメリカ生活、日本語教育、そして犬さんの成長記録などなど・・・
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